コンビニのレジ業務受託 ・コンビニスタッフの新人研修

【第13回】扶養と年収の仕組み

話★題アリー

こんにちは、バイトKです!

年末ですね、もう12月です。早いものです。

この時期、働く方々が会社に依頼されるもの。

年末調整です。

これ、1年に1回あるんですよね。

1年に1回だと書き方忘れちゃったりとか、

書き間違えや書き洩らしがあって頭を悩ませたりとか、

ちょっと面倒くさい書類ですね。

この書類を書く際に確認すること、いくつかあると思いますが、

今回のテーマは、

『扶養内とは?税金の壁の違いとは?』

です。

扶養ってそもそも何?となりますが、

意味合いとしては、

「 自分一人の力で生活することが難しいため、家族や親族から経済的な援助を受けることです。 日本の所得税や社会保険(健康保険と厚生年金保険)においては扶養の考えがあり、被扶養者(扶養される人)の有無や人数に応じて、課税所得の軽減や、家族分の保険料が免除される仕組みになっています 。」

となります。

学業が中心の学生さんや、子育てや家事が中心の主婦(主夫)の方が、

家庭の主たる収入を得る家族や親族に、

払うことが難しい税金や保険を代わりに払ってもらう立場を

扶養されると言います。

年末調整を行う際に、この扶養する側は扶養される側の1年間の収入を

確認する必要があります。

そしてこの扶養される側も、収入にある程度の制限が設けられます。

それが「年収の壁」です。

まずどのような壁があるのか。大きく分けて6つです。

◆◆◆

1.100万円の壁

年収100万円を超えると、自身で住民税を納める必要があります。

2.103万円の壁

年収103万円を超えると、自身で所得税を納める必要があります。

3.106万円の壁

年収106万円を超えると、自身で社会保険料を納める必要があります。

4.130万円の壁

年収130万円を超えると、 自身で社会保険料を納める必要があります。

5.150万円の壁

年収150万円を超えると、配偶者は配偶者控除を受けられなくなります。

6.201万円の壁

年収201万円を超えると、配偶者は配偶者特別控除を受けられなくなります。

◆◆◆

実際に控除を受けることが出来るかどうかは、

『源泉徴収票』に記載される支払金額で確認出来ます。

支払金額とは、源泉所得税や社会保険料などを差し引いた、

手取りではなく総支給額(年収)のことです。

えー…はっきり申し上げると、ここではそんなに難しいことを

語るつもりもなく…そもそも専門家でもないので出来ないです(;´・ω・)

上記の6つの中で、少し補足はございます。

まず、3.106万円の壁 と4.130万円の壁

どちらも社会保険料を納める必要が出てくる金額ではありますが、

大きな違いは、『確定』か『不確定』にあります。

社会保険料を支払するに適用するか否かの判断は月額8.8万円で行います。

年収106万円は制度を分かりやすく説明するための目安に過ぎません。

また、8.8万円にはボーナスや皆勤手当、通勤手当等算入しないものも

あるので、年収が106万円を超えていても社会保険が適用されないことも

あります。

106万円は『不確定』、130万円は『確定』の範囲になります。

ただ、微妙なところではありますね。

要相談の部分が大きいかと思います。

また、 5.150万円の壁 6.201万円の壁 も特殊ではあります。

まず、配偶者控除とは何かです。

配偶者控除の対象となる為の条件があり、

分かりやすい部分としては「年間の合計所得金額が48万円以下であること」

この48万円はあくまで“所得”であり、収入ではありません。

(所得=収入-給与所得控除)が実際の計算式です。

今の扶養控除用紙はこの計算をする箇所が設けられています。

だいぶ分かりやすい書式になったのでは?とは思いますね。

扶養控除には2つの制度があり、

1つめは支払う税金の減額 

こちらは扶養する側が受けられるものです。

2つめは保険の加入によりかかる支払いの免除

こちらは扶養される側が受けられるものです。

次に配偶者特別控除です。

こちらにも条件があり、その条件にすべて当てはまる人が対象となります。

普通の配偶者控除と一番何が違うのかと言いますと、

年間の合計所得金額が48万円超133万円以下であることです。

48万円を超過すると、こちらが適用となります。

ここまで難しく言ってきた感じですが、

配偶者控除

年収103万円以内であり、所得税・社会保険料がかからない。

収入がそのまま家計に入れることができ、納税者の税金も減免される。

配偶者特別控除

年収103万円~150万円であり、103万円を超えても段階的に控除を受ける

ことができ、納税者の税金も減免される。

つまりこういうことです。

他にも色々説明するべきかもしれませんが、

今回は割愛いたします。

扶養になっていてアルバイトやパートをしている方にとっては

この壁は常に見えている部分になると思います。

自分たちの生活にあった働き方をその家庭で話し合い、

よりよくしていきたいところですね!

以上、バイトKでした!

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